集成材

集成材

木目の美しさ、強度の高さ、優れた経済性。
その特性すべてをそなえた木材。
奈良吉野の香り高く美しい木が建築素材に新しい生命を吹き込みます。
当社の集成材は吉野材の美と艶をもつ建築材です。
ムク材を越える特性をもつ集成材は、「現代の銘木」です。

木材は古くから優れた建築用素材として、多くの建物に活用されてきました。 特に桧や杉といった木は強度が高く、加工が簡易なうえ木目が美しいので高い人気を誇っていますが、高価な価格が問題となっていました。
この状況を変えるべく生まれたのが集成材です。当社が企業力を結集して送り出す集成材は、高品質の芯材を独自のノウハウと技術力で継ぎ合わせ、ムク材の1.5倍以上の強度を確保し、吉野材の単板を貼ることによってムク材の風合いを備えた高級木材です。
今後も多くの需要が見込まれる集成材の生産効率を上げるため、当社では工場や設備を積極的に増設。さらに良質の製品を提供すべく、日々努力を重ねています。一つひとつの製品に技術力と情熱のすべてを注ぎ込み、新しく生まれる集成材。
私たちはこれからも新しい技術を取り入れ、市場ニーズに対応した製品の提供を通して、地域社会に貢献してまいります。

集成材と日本農林規格

化粧貼リ造作用集成材は、 奈良県を含む日本三大木材産地が発祥の地と言われ、 1964年(昭和39年)に(社)日本木材加工技術協会集成材委員会により作成された「集成化粧材構造基準」に基づいて、 その生産を伸ばしてきました。1966年には「集成材の日本農林規格」も制定され、 国が認める木材産業としての基盤が確立されました。現在の集成材 は次のような種類に分類されています。

JAS規格で4分類されている集成材

集成材は、JAS(日本農林規格)によって使用目的と表面仕上げにより4つの種類に分類されています。

種類 使用部位
1.造作用集成材

階段、テーブルトップなど

2.化粧貼り造作用集成材 鶉居、敷居、長押、枠など
3.化粧貼り構造用集成材 和室の化粧柱
4.構造用集成材 大断面構造用集成材 体育館、橋梁など
中断面構造用集成材 住宅の梁、まぐさ、桁など
小断面構造用集成材 住宅の管柱、土台など

当社で取り扱っている集成材は、芯材に集成材を使用し木目の美しい銘木板を貼った、化粧貼り構造用集成材と呼ばれるものです。これは木造建築物の通し柱や柱、半柱などのように荷重を支える耐力部材であるとともに、表面が露出する部分に使用されるもので、強さと美しさとういう集成材の特性を存分に活かせる、構造用の部材が主製品となります。

  • 吉野本社

  • 吉野本社

  • 五條工場

  • 五條工場

  • 化粧貼り構造用集成柱

    芯材に集成材を使い、表面に美観を目的として化粧銘木短板を貼った構造用集成材。JAS規格に合格した集成材のみに張付が許される国土交通省告示に基づくラベル表示。

集成材とホルムアルデヒド

住宅の高気密化によるシックハウスの問題が、さまざまな場面でクローズアップされて きました。建築基準法が改正され、居室の内装に使用する建材のホルムアルデヒド放散量が規制されるようになリ、 集成材もJASマークに表示が義務づけられています。当社の製品はすべて「F☆☆☆☆(最高ランク)」製品です。※集成材丸柱は除く。

表示 放散量 使用面積制限
F☆☆☆☆ F☆☆☆ F☆☆
0.3mg/l 0.5mg/l 1.5mg/l
制限なし 制限あり 制限あり

吉野杉を使用した集成材は現在の家屋構造に最適の建築材

  • 木は鉄やコンクリートにもない特性を備えた素晴らしい建築材と言えますが、ムクの木では大口径で長尺のものがとれにくいこと、死節や割れ腐れなどがあり、一本いっぽんの木の品質にはかなりバラツキがあるのが欠点とされます。
    年々、住宅の着工件数が多くなり、建築材の大量供給に加えて品質の均一性が求められる現在、強度や耐久性など優れた特性をもつ集成材が注目されるようになりました。接着剤をはじめ製造技術が飛躍的に進歩した現在の集成材は、植林木の長所だけを残した「ムクの木より強い木」として高く評価されています。
    造作用の集成材は、含水率はやや低め(11~14%)に設定してあるため、季節の移り変わりや冷暖房の使用といった環境の変化にも、ほとんど狂いが生じません。このことは現在の家屋構造に最適であるとともに、耐久性や経済性というメリットも加わり、プロの建築家や大工さんから高い評価と注目を集めています。なかでも当社の集成材は、銘木として知られる地元吉野材の化粧貼りを施し、注文建築にふさわしい風格と美しさを備えた建築材として人気を博しています。
    例えば、構造用集成材は一般木材製品の1.5倍の強さが証明されており、高度な技術力に加え厳重な品質管理によって高品質の製品が市場に提供されています。

  • ・接着剤はイソシアネートを使用し、抜群の耐久性を実現
  • ・強度はムク材の1.5倍以上(JAS1級)
  • ・芯材は全て植林木の高品質木材を使用し、バラツキの少ない安定した強度を確保
  • ・完全乾燥を施すことで、反り、割れ、ねじれがなく、湿度や温度などの環境変化にも対応
  • ・化粧板は、最高級銘木を採用

伝統的な技法を現代技術で再構築

日本では古来から大きな仏像を作るための素材を、「寄木」という技法を用いてきました。これは二つ以上の木材を継ぎ合わせて一つの彫刻素材を作るもので、ムク材の千割れを防ぐための優れた手法です。また、巨大な木造建築物の柱には木材をニカワで接着し、鉄の銅輪を締め付け大口径材にするといった、集成材の基本となるような工夫が施されていて、長い風雪に耐えるように作られています。この事実は、集成材の耐久力を顕著に物語っています。現在の集成材は、これらの伝統的な技法を参考として科学的な要素を加えて、先進の技術で再現したもので、品質も驚くほど進歩しています。

中温環境で吉野の色艶と強度を備えた理想的な建築材、櫻井の集成材

集成材の特性であるムク材を越える強度と変わらない豊かな風合い、優れた経済性は現代のあらゆる建築に欠かせない木材となっています。在来工法が得意とする木がもつ強度に加え、木の美しさを表現した生活空間から生まれるやすらぎとくつろぎ。これらを演出する集成材は、理想的な加工木材です。